#可視化 #教育 #石川高専

地域の水質データをマップ化。STEM教育で学びを広げる新しい一歩。

水環境 × STEM教育の出前授業

本プロジェクトでは、国立石川工業高等専門学校様からのご依頼で、STEM教育た新たな学びの形を実現することを目指しました。O-wareを基盤にしたセンサーを活用し、学生が主体的に学び、実験できる環境を提供しました。

国立石川工業高等専門学校様

背景

近年、STEM教育が広がりを見せていますが、その多くはロボットやプログラミングに重点が置かれています。本プロジェクトでは、生活や環境に密接に関連するテーマに焦点を当て、学生が身近な「水」に着目し、科学的なアプローチで分析できる機会を提供しました。この取り組みにより、学生はデータを通じて環境問題を考察し、解決の可能性を模索する力を育みます。

コンセプト

本プロジェクトの中心となるコンセプトは、「STEM教育」と「環境教育」の融合です。学生が科学的データを基に考察し、行動を起こすプロセスを重視し、新たな教育モデルを提案しました。身の回りの環境への関心を高め、課題解決能力を育成する内容となっています。

使用ツール

このプロジェクトでは、次のツールを使用しました:

  1. O-ware: センサー開発とデータ取得の基盤。
  2. O-library: データ処理やプログラムライブラリの提供。
  3. O-cloud: 計測データの保存および共有を可能にするクラウドプラットフォーム。

開発プロセス

プロジェクトの開発は次のプロセスで進められました:

  1. センサー開発キットの構築: O-wareを基盤に、学生たち自身が組み立てやソフトウェアを書き込むセンサー開発キットを設計・製作。
  2. 使用マニュアルの作成: センサーおよびツールの使用方法を分かりやすく解説したマニュアルを作成。
  3. 教育資料の準備: 実験を通じた学びを支援する講義用資料を制作。
  4. 現場講義の実施: 学生への直接指導を行い、プロジェクトの成果を現場で検証。

成果物

プロジェクトを通じて得られた成果は以下の通りです:

  1. 教育現場での活用: 石川工業高等専門学校の授業で実際に使用され、学生が主体的に実験を行う機会を提供しました。
  2. 水質マップの作成: 学校周辺の地域を対象に、計測データを集約して水質マップを作成。これにより、地域の水質状況を視覚的に理解する取り組みを実現しました。