Technology

eau&companyは、「人と水をつなぐ」 をミッションに、誰もが自由に水を扱える未来 を目指してO-ware systemを開発しました。 O-ware systemは、水の管理を従来の固定的な仕組みから解放し、 プログラマブル(ソフトウェア制御)&モジューラブル(組み替え可能)に進化させるSoftware Defined Water System(SDWS) です。柔軟かつ直感的に水を扱えるようになります。

Programmable

水処理をソフトウェアファーストに

センサーがリアルタイムで水質・流量を把握し、最適な水処理を自動制御。ソフトウェアアップデートで、水管理の最適化や機能追加が可能。クラウドを活用した遠隔管理・自動メンテナンスにより、効率的な水管理を実現。
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Modulable

ハードウェアも簡単にカスタマイズ

マイコン、各種センサー、フィルター、ポンプ、電磁弁をブロックのように組み替え可能。家庭用・産業用・災害時対応など、用途や環境に応じた最適な水システムを構築。

O-ware Systemは、「Human to Bit to Atom to O」という理念を基盤とし、水の設計から運用までを一貫して支援する統合エコシステムです。人がソフトウェアを通じてハードウェアを操作し、水をプログラマブルな存在として管理します。また、水のデータをハードウェアセンサーで収集し、ソフトウェアを介して人に可視化することで、新たなつながりを創出します。

O-ware概念図

O-ware Systemは、デジタル技術と物理技術を融合し、新しい仕組みを構築するテクノロジー開発を進めています。ここで生まれた技術を基盤に、eau&companyでは水と人を結ぶ実験的なプロジェクトや、社会実装プロジェクトをアジャイルに進行することが可能です。

この人と水の双方向のつながりを実現するために、技術やシステム開発を段階的かつ着実に進めています。

O-ware

O-wareは、簡単に水処理システムを構築・運用できるモジュール式ハードウェアです。このシステムは、家庭用の浄水器から自然水を飲み水まで浄水する大規模なシステム、さらには水の再生循環を実現する高度なシステムまで、幅広い用途に対応しています。

1. モジュール式プラットフォーム

O-wareは、水処理システムに必要な部材(フィルター、ポンプなど)を自由に組み合わせて設計できる柔軟性を提供します。特殊な工具を必要とせず、誰でも簡単にシステムを構築可能。これにより、状況に応じたカスタマイズが容易になります。

2. 独自開発のハードウェアとセンサー

高精度なセンサーやコンピュータ内蔵モジュールを搭載し、専門的な測定やデータ収集をサポートします。これにより、水質データのモニタリングやシステムの自動最適化が可能となり、安心かつ効率的な運用を実現します。

3. クラウド連携機能

システムの設定や管理は、パソコンや高度なソフトウェアの知識がなくても簡単に行えます。クラウド機能を備えたターミナルデバイスを通じて、遠隔操作やデータの可視化が可能となり、リアルタイムでのシステム監視が実現します。

4. 他社製品との互換性

O-wareは自社製品だけでなく、他社製品のフィルターやポンプとも互換性があります。これにより、既存の設備やシステムと連携させながら、最適な水処理ソリューションを構築することができます。

O-ware モジュール構成

  • Power Supply Module: 各種センサーやアクチュエータに安定した給電を提供し、電源管理を実現します。
  • Sensor Hub Module: 水質や水量などのセンサーを接続し、データ収集や制御を行います。
  • Actuator Module: ポンプやバルブを操作して水の流れを自在にコントロールします。
  • Filter Module: 水を安全な飲み水に変えるフィルターや、色・匂いの除去など目的別に選べるフィルターを提供します。

O-library

O-libraryは、O-wareと連携して動作するファームウェアライブラリであり、O-wareの動作に必要なファームウェアを機能ごとにモジュール化しています。

1. モジュール化されたファームウェア

  • 各機能をモジュール化することで、ハードウェア同様に組み合わせるだけで簡単に実装可能。
  • 必要な機能を柔軟に選択できる設計。

2. アップデート

  • 最新の技術や機能に合わせて継続的にアップデートされ、常に最新の環境を提供。

O-terminal

O-terminalは、O-ware systemの中核を担うターミナルデバイスで、システムの設定や管理を簡単に行うためのハードウェア。O-ware systemの中枢として機能し、直感的な操作性を実現。

1. クラウド連携

  • O-Cloudとのシームレスな連携により、データのリアルタイムモニタリングやリモート操作が可能。複雑なパソコン操作を必要とせず、簡単に設定や制御が可能。

2. 直感的なインターフェース

  • 操作が簡単なUIを備え、初心者でも利用しやすい設計。設定やモジュールの追加をタッチ操作や簡単な手順で実行可能。

3. モジュール管理

  • 接続されたセンサーやアクチュエータを自動認識し、デバイスごとの管理を効率化。システム全体の可視性を向上させ、運用を簡素化。

O-Cloud

O-Cloudは、O-ware Systemと連携するクラウドプラットフォームであり、システム全体のデータ管理や分析を担うサービスです。O-terminalと連携して、システムの遠隔制御や高度なデータ処理を可能にします。

1. リアルタイムデータ管理

  • O-terminalを通じて収集されたセンサー情報(例: 水質、流量、温度など)をクラウド上で一元管理。過去のデータを閲覧したり、統計情報を分析して運用の最適化を支援。

2. AI分析と予測

  • AIによる異常検知やトラブル予測を自動で実行し、メンテナンスの最適タイミングを提示。将来的な水処理ニーズを予測して効率化を促進。

3. リモート制御

  • スマートフォンやPCを使用して、遠隔地からの操作を実現。複数の現場やシステムを一括で管理可能。

4. 拡張性

  • 新しいモジュールや機能の追加に柔軟に対応可能。APIを活用して他システムやプラットフォームと統合し、さらなる機能拡張が可能。