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断水に対応する避難所設置用浄水ソリューション開発
災害用モバイル大容量浄水システム
自然災害による断水問題を解決するために開発されたコンパクトで可搬性の高い自然水浄水器プロジェクトです。本プロジェクトは、避難所に設置可能なシステムを提供し、1日あたり4L/人の飲料水供給を数十人規模で実現します。O-ware、O-library、O-terminal、O-cloudといったO-toolsを活用し、効率的かつ迅速な運用を支援します。
背景
能登半島地震により広範囲で断水が発生し、多くの避難所が水不足に直面しました。この状況を受けて、岸田首相が水不足解消に向けた装置の手配を指示しました。しかし、避難所間で浄水装置の有無に大きな差が生じ、一部の避難所では水の確保が困難なままでした。この課題に対応するために、各避難所で平等に利用できる浄水装置の開発が求められました。石川工業高等専門学校様高野研究室の支援の元、開発を行いました。
コンセプト
このプロジェクトは、各避難所に設置できるコンパクトな浄水システムを提供することを目的としています。1日あたり4L/人の飲料水供給が可能で、数十人規模の利用にも対応できる設計を目指しました。また、装置は可搬性と保管性を重視しており、必要な際に迅速に運搬・設置が可能です。さらに、リモート管理機能を備えており、運用中の装置の状態を遠隔で監視・管理できる点も特徴です。
使用ツール
- O-ware: モジュール型浄水ハードウェア。
- O-library: 統一されたファームウェア開発ライブラリ。
- O-terminal: データ収集と遠隔制御が可能なIoTデバイス。
- O-cloud: データ統合およびリアルタイム運用支援プラットフォーム。
開発プロセス
- 開発
- 要件定義
- プロトタイプ設計
- モジュール構築
- テスト
- 実地試験(避難所での利用シミュレーション)
- システム検証と改良
成果物
- 可搬式河川浄水システム: 避難所で使用可能な携帯型浄水システム。